コラム

室戸ジオパーク「世界認定記念」イベント報告 〜プログラム第1部〜

2011年12月07日(水)

12月4日(日)に世界認定記念イベントを室戸市やすらぎホールにて行いました。
9時からのイベントでしたが、約340名の多くの方々にお越しいただいて大盛況のイベントとなりました。

まず、午前の部(第1部)では勇魚(いさな)太鼓の演奏から始まりました。始まりは6尺の大太鼓のソロ演奏、つづいてグループ演奏で曲目は、「初陣の羽差」。室戸のダイナミックにそそり立つ岩に荒々しい波が打ち寄せる情景を表した曲でした。まさしく、「海と陸とが出会い、新しい台地が誕生する最前線」である室戸ジオパークにふさわしいオープニングとなりました。

そして、尾﨑高知県知事、小松室戸市長の挨拶、来賓の中谷元氏からの祝辞を受けたあと、柴田専門員による今までの室戸ジオパークの取り組み内容の紹介がありました。
その後、「室戸岬から地球を見る」という題目で、尾池先生による基調講演がありました。

休憩を挟んだあと、室戸市吹奏楽団による演奏が行われ、室戸にちなんだ4曲「おいらの舟は300トン」「青い山脈」「ふるさと」「明日への宝(室戸ジオパークテーマソング)」が演奏されました。演奏者のみなさんは、室戸ジオパークポロシャツを着て演奏されておられました。

演奏後は、天然写真家前田博史さん、地元活動者の剱持泰正さん、柚洞専門員によるトークショーが行われました。写真家が見た室戸ジオパークの魅力、そして、地元住民として見えた室戸の魅力、人文地理専門員としてみた室戸の良さ等の紹介がありました。
トークショーの後は、室戸市佐喜浜町の伝統芸能である「佐喜浜俄(にわか)」の登場です。佐喜浜俄は、社会風刺を織り込んだ江戸時代から伝わる即興劇の一つ。上方との交易によって生まれた伝統芸能です。今回は、室戸ジオパーク世界認定に選ばれた現状と今後の課題、希望を込めた即興劇が行われました。


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