コラム

よそもの・ばかもの・わかもの

2013年04月30日(火)

まちづくりでよく言われるのが
「よそもの・ばかもの・わかもの」。
室戸ジオパークでも、そういう人材が少しづつつながり始めています。

昨日までのGW前半3日間に室戸岬で開催された「とんがり市」。
これまでにない新しい展開が見られました。

一つは、大阪の女子大生2人が室戸の柑橘を使ったゼリーを製造販売してくれました。
きっかけは、昨年秋に室戸ジオパークをフィールドに実施された大阪市立大学文学部地理学教室の実習授業です。その実習に参加していた学生さんが、実習の後も、こうやって室戸にかかわってくれるのはうれしいですね。
実習のお礼を添えた商品紹介の文章が印象的でした。

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また、地元室戸高校の高校生有志も、室戸の食材や室戸ジオをテーマに手作りクッキーを作って販売してくれました。

海成段丘で栽培されている西山きんとき(サツマイモ)やお茶を混ぜ込んだクッキーや、室戸岬のシマシマの岩をイメージしたクッキーを自分たちで考えてくれました。

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高校生たちは仕込みに2日をかけ、昨日一日で約160を完売させました。
名古屋から来たというツアー客の方など、喜んで購入してくださいました。

高校生たちは「お金儲けをする大変さを知った」「お客さんに興味を持ってもらうことの難しさがわかった」という感想が聞かれました。

 

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高知の大学生たちによる、地域活性化サークル「サンフェス」の学生数名も、とんがり市に協力していました。

今回イベントを通して、室戸高校生と、大阪や高知の大学生との交流も見受けられました。人と人がつながることでまたなにか新しいことが生まれる予感がします。

こうやって、いろんな人がつながりながら、ジオパーク実践は深化してくのかもしれません。

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