コラム

地震火山こどもサマスクを活か〜っす=3

2010年10月14日(木)

8月に第11回地震火山こどもサマースクールが開催され、そのことがマスコミを通じて紹介されて以降、ジオパークを教育に活用したいという機運が高まってきています。室戸高校のジオパーク学は来年からスタートしますし、小中学校でのカリキュラムを作成すること、副読本の作成なども検討していくことになりました。室戸ジオパーク推進協議会としても、それらを推進していくため、出前授業をかってでています。とはいえ、僕たちは教育のプロではありませんし、手探り状態というのが正直なところです。そんな時、頼りになるのが地震火山こどもサマースクールでの経験です。こども達とコミュニケーションするためのシステムや実験道具などが大活躍です。

最近は、テーマを絞って90分で巡るコース(観光じゃないので少し時間をかけています)や、実験だけのコースなんかもやりはじめています。こども達のスイッチが入る瞬間がたまらなく楽しいです。こども達のためと思いつつ、僕自身が一番楽しんでいるのかもしれません。

でも、サマスクの時にも思ったことなのですが、その場にいるこどもも大人も楽しめる事とその楽しさを将来に実行できることが大事かなと思います。そこで、事前に担当の先生とはじっくり話し合って、その学校や先生の得意な方向に持って行けるようにします。また、こども達の意見の引き出し役を先生にやっていただくなど、出前授業の時にも活躍してもらっています。そうすることで、持続的なジオパークを使った教育につながると考えています。

今後も、日々勉強しながら、楽しい出前授業ができるように準備しております。室戸市内の学校はもちろんのこと、遠足や修学旅行で室戸を訪れる児童・生徒のみなさんをお待ちしています。みなさんも、室戸ジオパークの魅力を楽しみにきませんか〜?


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