第2回ジオパークカフェ
テーマ イルカ+カメ+スジアオノリ=???
従来の説明会のスタイルは講演者が一方的に話をするのが一般的です。しかし、これでは本来の主役である人達の発言する機会が減ってしまいます。
ジオカフェは「サイエンスカフェ」を参考にしています。参加者全員が意見を言い合い、みんなで問題を解決します。
講演者がいて、プレゼンを行うことも普通の会議と違います。
前回は、シットロトにてジオパークそのもののことについて話合いました。
今回のテーマは発展して「イルカ+カメ+スジアオノリ=???」です。
ドルフィンセンターの方にイルカ、福家さんにウミガメ、菅原さんに深層水とスジアオノリについてそれぞれ10分程度の講演をいただき、これらのつながりについて、考えましょう。
そして、観光客や市民にとって楽しめる場の発展について未来を描きましょう。
ゲスト 包国氏(室戸市立元小学校)、菅原氏(高岡漁協)、河上氏(室戸ドルフィンセンター)
日時 平成22年9月13日(月)19:00〜20:30
場所 室戸ドルフィンセンター
【問い合わせ】室戸ジオパーク推進協議会 0887-22-5161

夕闇につつまれた、室戸岬の「室戸ドルフィンセンター」で第2回ジオパークカフェ「イルカ+カメ+スジアオノリ」が開催されました。岬特有の風が吹きつつも、天候に恵まれ輝く星とイルカの鼻息というなんとも言えない雰囲気。イルカがそこにいるんだという「現場感」がまた良かったです。20名が参加しました。

まず、カフェとは「情報交換の場」という意味もあるという趣旨説明があり、プレゼンスタートです。
一人目は、元小学校の校長先生である包国先生。元小学校で長年にわたって取り組んできたウミガメの放流についての話がありました。ウミガメを通じて、自然に興味を持って欲しいということと、学校だけでは作れない地域の人などとの繋がりを作る事が目的。今年は、青少年自然の家やジオパークインフォメーションセンターに声をかけて、学校外からの参加者もつのったところ、何人かの参加者があったそうです。「その一家族から、自由研究で発表したところ市で賞をもらったという嬉しいメールがあった。これからは、こども達が飽きないように(マンネリ化しないように)、何かきっかけがあれば」と金国先生。

二人目は、高知県漁協高岡支所の菅原氏。「のりのはなし」と題して、スジアオノリの面白ストーリーがありました。まず、様々なノリ商品の原料が全て種類が違う事。スジアオノリは海ではなく気水域で生育することなどの生態の話。最後に深層水や地形の話を合わせて、なぜここで生産しているのかというところまで話をしていただきました。途中、スジアオノリの生態でこれはR15では!!という話もあったのですが、、、その話はスジアオノリ工場で菅原さんから聞いてください。

三人目は、室戸ドルフィンセンターの河上氏。室戸ドルフィンセンターの魅力盛りだくさんでした。室戸ドルフィンセンターは「イルカとのふれあい」をテーマにしているが、全国各地にふれあいができる場所があるので、他の室戸市内の施設と連携して室戸にしかない商品なりサービスなり、売りを考えなければとの話がありました。「無いものねだりより、あるもの探し」の話もあり、まさにジオパークということですね。

その後、海(特に地形と海洋深層水)を軸に多くの素材が繋がっていることが議論されました。以下、参加者からのコメント(一部
)
・室戸沖で獲れる深海珊瑚は世界一。漁法は海底質を考慮している。通常はクサリを使うが、室戸沖ではクサリが切れてしまうので使わない(タービダイトで切れる?)。
・ジオパークの情報を室戸に来る迄に欲しい。来るだけで疲れてしまう。例えば、安芸や高知市にインフォメーション機能が欲しい。
・ガソリンスタンドなどを使うのはどうか。
・台風などの被害はあるけど、そのおかげで海水の循環が起こり、海水温が下がり恵みが得られる。
・遍路さんに情報を持って帰ってもらい、宣伝してもらうのはどうか。
・ジオパーク音楽祭をやりたいよね。
・目の前の海のことやサーフィンなどとジオとの関係を民宿毎に語れるようになりたい。
・カメの孵化器を設置して、孵化の様子をこども達にみせたい。
・地震によって、深層水が無くなることはない。
・海藻や魚などの海の恵み

などなどの意見が出ました。
まずは、市民にジオパークを伝え、考える人を増やす。観光客にはそのジオパークの魅力を簡単に仕入れられるような仕組みを作るなどの方法が必要です。これから、やること山積みです。でも、考えたり、行動する人が増えるほどジオパーク活動は活発化します。次回は、「おらが民宿のジオ話発表会」を企画中です。
ところで、今回は川辺さんより、スジアオノリとアサリとエビのクリームパスタの差し入れがありました。これもジオの恵み!!!!!どうもありがとうございました。