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ユネスコ世界ジオパーク再認定審査の結果について

2020年01月22日(水) お知らせ

2019年6月29日から7月3日にかけて室戸ユネスコ世界ジオパークで実施された、再認定再審査の結果が公開されました。

結果:再認定(グリーン)

室戸ユネスコ世界ジオパークは次の点において、特に高い評価をいただきました。

 

・室戸高校のジオパーク学をはじめとする、地域と連携したジオパークを土台にした教育活動がうまくいっている。課外活動としても室戸ジオパークのジオラマを作成、商品開発、伝統文化への理解、防災活動など、包括的に取り組めている。

 

・室戸岬でのガイドツアーは難解な専門用語を使うことなく、地球科学の知識のない訪問者に対してもわかりやすくかつ興味深い内容になっている。

 

・室戸ジオパーク内に設置されている案内看板は、その場所の地質学的な大地の成り立ちをわかりやすいイラストや言葉を用いていて、そこを訪れた方がガイドなしでも簡単にその場所の地質学的な知識を得られるようになっている。

 

・防災(台風/地震/津波)対策、それに係る住民意識が非常に高い。ジオパーク内の拠点施設では自然災害に関する教育活動や展示が見られた。各地域に防災無線等も配置されていた。さらに「救荒植物」を使用した料理の振る舞いは、自然災害が起こったあとの暮らしについての素晴らしいアイデアである。

 

・ボトムアップ方式での地域との関係が強く構築できており、特にパートナーシップ協定を締結している団体との共同プログラム(ツーリズム、ガイド手法、地球科学、防災などをテーマにしたもの)が実施できている。

 

 

ここにはすべてを記載することができませんが、上記以外にも各地域における活動への高い評価をいただき、今後の活動計画の参考になるいくつものアドバイスをいただきました。

 

地域全体での取り組みが評価されたことで、再認定となりました。
みなさまのジオパーク活動への取り組みとご理解に深く感謝申し上げます。

尚、再審査結果と同時に公開されたユネスコ世界ジオパークカウンシルの議事録が、下記URLにアップロードされております。

http://www.unesco.org/new/fileadmin/MULTIMEDIA/HQ/SC/pdf/UGGp2019-FINAL_REPORT-eng.pdf

全編英語となっておりますので、室戸に出された指摘事項(次の4年後の再審査までに改善しておくことが求められる項目)のみ日本語訳をPDFでアップロードしています。

UNESCO再審査指摘事項(仮訳)

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