コラム

室戸ジオパーク室戸岬サイトの“落書き”について

2012年04月13日(金)

4月12日に室戸ジオパークインフォメーションセンターのスタッフより、室戸岬の遊歩道沿いの岩石に落書きがあるとの報告がありました。室戸岬は室戸阿南海岸国定公園の特別保護地区であり、国の名勝に指定されている地域でもあります。落書きがあった場所は、全長約2kmの遊歩道沿い(水掛地蔵から海岸に降りた場所)で、珍しい亜熱帯性の植物が繁茂しています。落書きされた岩は斑れい岩(主に斜長石と輝石からなる深成岩)の転石です。現状復旧については、非常に困難で塗料を溶剤等で洗い流すだけでは十分でない可能性があります。
以下、会長のコメントです。なお、事件の詳細については、捜査中ですので詳細情報は室戸警察署(☎0887-22-0110)に問い合わせください。

【会長コメント】
室戸岬は、世界認定された室戸ジオパークの中でも重要な見所の一つであり、これまで市民や多くの観光客に親しまれてきた場所です。地元だけでなく県内外の子ども達の野外学習の場所としても活用されてきました。 そのような貴重な資源を心ない人の行為によって、傷つけられたことは、非常に遺憾に思っています。
今後は、自然保護や活用に関係機関や関係団体とともに取り組んでまいります。

室戸ジオパーク推進協議会
会長 小松 幹侍(室戸市長)

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