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室戸市内のニホンカモシカ・ニホンリス調査報告 #3

2021年09月06日(月)

 

 

横倉山自然の森博物館の谷地森先生と、2~5月に、室戸市内のニホンカモシカとニホンリスの調査をしました。

詳しくは「報告#1」の投稿をごらんください。https://bit.ly/3jB24hR

今回は、自動撮影装置に映った動物を2種類紹介します。

 

 

 

 

 ■室戸で暮らすニホンザル

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、谷地森先生と、高知大学博士課程でニホンザルの研究をされている寺山佳奈さんコメント。

※今回の調査はカメラの設置を含め、谷地森先生を中心に、寺山さんや、室戸市内地元の方の協力で実施することができました。

 

 

寺山:

サルが映った場所は、獣害対策の専門員としっかり調べていて、西ノ川あたりと、佐喜浜あたりにいるだろうといっていた場所でしか映っていないので、サルの実際の生息に合わせた撮影場所だったのかな、という感想。16番が実際に自分がサルの調査をしていた場所だが、映らなかったのは残念。

 

谷地森:

16番は、カメラがうまく作動しなかった

 

寺山: 17番のあたりは地域の人と話をしていても、よくサルがでてくるよ、と言っていた場所で、群れらしく、小猿から毛づくろいまで、映っているので、しっかり定住しているサルがいるんだな、佐喜浜あたりはとても、濃厚なサルエリアなんだな、という感想。

 

 

 

■室戸で暮らすヤマドリ

 

 

 

 

 

 

以下、谷地森先生、寺山さんコメント

 

 

寺山:

ヤマドリがたくさん映った場所があったのは見ていて華やかだった。 メスが2羽一緒に映っていたり。

 

谷地森:

2~5月にかけてだから、もう繁殖のシーズンに入っているかも

 

寺山:

メスが2羽同時に映ったすぐあとに、オスが一羽で出てきて映る。けっこうずっと映っていた。繁殖の時期に影響をうけているのかなと、少し気になった。13番カメラ、オスがメスを追いかけている。 15番カメラではメスが2羽うつってその後、オスが入ってくる。

 

谷地森:

5月の末までやってみたけど、ヤイロチョウは映らなかった。5月の末までの調査ならひょっとしたらとも思ったけど、まだちょっと早かったかもしれない。これが6月いっぱいぐらいまで、撮影をしていたらひょっとしたらヤイロチョウの撮影もできたかもしれないけれど、そこはなんともいえない。

 

 

 

今回の報告は以上です。他の動物映像も、順次公開していきます。

 

 

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