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防災企画展2025開催|防災科研や高知地方気象台が伝える防災の知恵

現在、室戸世界ジオパークセンター2Fフリースペースで「防災企画展2025」が開催されています。

 

防災科学技術研究所(防災科研)によるパネル展示のほか、高知地方気象台のパネル展示をご覧いただけます。

 

さらに、室戸市が行っている災害対策、中四国・近畿ジオパークによる「災害に関する伝承」についてもパネル展示されています。

 

以下に、企画展の概要など記載していますので、興味のある方はぜひ室戸世界ジオパークセンターまでお越しください。

 

 

防災企画展2025|概要

 

開催期間

 

2025年6月10日~8月31日まで

 

場所

 

室戸世界ジオパークセンター2F フリースペース

 

 

入場料

 

入場無料(申し込み不要)

 

関連イベント

展示期間中、関連イベントも開催されます。

 

起震車体験や防災セミナー、地元高校生によるクイズや相談コーナーなど、子どもから大人まで楽しみながら学べるプログラムが予定されています。

 

 

6月21日(土)|先行イベント「防災クイズ」開催!

 

室戸世界ジオパークセンターで、地元・室戸高校生による「防災クイズ」を開催。

 

高校生の目線から「備え」を問いかけます。

 

・場所:室戸世界ジオパークセンター

・時間:10:00~12:00

・申し込み:不要

・無料

・見学自由

 

7月12日(土)|体験型の防災イベントを開催!

 

がれき踏み体験や起震車、揺れマットなどを通して、災害時の「もしも」に備える貴重な体験ができます。

 

※起震車体験は午前・午後どちらでも体験いただけます。

 

午前の部

  • 防災科学研究所・室戸高校生による防災セミナー(10:00〜11:00)

  • 出張防災教室、がれき踏み・揺れマット体験など(11:00〜12:30)

 

午後の部

  • 高齢者疑似体験(13:30〜14:30)

  • 防災クイズ(13:30〜15:00)

  • 相談コーナーも同時開催

 

場所:室戸世界ジオパークセンター

 

展示内容紹介

 

今回の企画展は防災科研のパネル展示のほか、高知地方気象台、室戸市の南海トラフ地震対策、中四国・近畿各ジオパークの災害伝承などのパネル展示を行っています。

 

展示内容を一部紹介します。

 

防災科研パネル展示

 

 

南海トラフ地震の想定や観測体制について、最新の研究成果を紹介するパネルをご覧いただけます。

 

全国の地震・津波・火山活動をリアルタイムで捉える「MOWLAS」や、室戸沖から日向灘にかけて設置された「N-net(南海トラフ海底地震津波観測網)」の仕組み、観測装置の構造が図解でわかりやすく紹介されています。



また、気象庁と連携した「南海トラフ地震臨時情報」の発表例や、防災科学研究所が開発した海底観測機器など、科学技術の力で災害に備える取り組みを詳しく知ることができます。

 

 

海底地震津波観測網の光海底ケーブル展示

今回の展示では、海底に敷設されている「光海底ケーブル」の一部も紹介されています。

 

観測装置と陸上局を結ぶこのケーブルは、深海でも正確な地震・津波データを送信する重要な役割を担っています。



室戸岬の地形や港湾設備を活かして行われた設置作業の様子も写真と図解で展示されており、海底の先端技術に触れることができる貴重な内容です。

 

 

高知地方気象台パネル展示

高知県における南海トラフ地震への備えについて、気象台の視点からわかりやすく紹介するパネルが展示されています。

 

「次の南海トラフ地震は、いつ起きてもおかしくない」という前提のもと、最大震度や津波高の想定、地震発生後の防災行動の流れ、地震に備えるための具体的な対策(家具の固定・非常袋の準備など)を、図解やイラストを交えて丁寧に解説しています。



暮らしに身近な情報が多く、家族や地域での備えを見直すきっかけにもなる内容です。

 

パンフレットの配布もあるので、手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

室戸市の南海トラフ地震対策

室戸市がこれまで取り組んできた南海トラフ地震への備えについて、ハード・ソフト両面から紹介するパネルです。

 

避難タワーや防災倉庫、津波避難救命艇などの整備状況を地図や写真で示すほか、防災訓練や家庭向けの備蓄支援、防災学習など地域に根ざした取り組みが紹介されています。



また、木造住宅の耐震改修やブロック塀の撤去支援など、住民向けの補助制度も取り上げられており、地域全体で命を守るための備えを進めている様子が伝わる展示内容です。

 

ジオパークから見る気象災害oh!話MAP

中四国・近畿地方にある10のジオパークが、それぞれの地域の言い伝えと気象災害や地形の関係を伝えるマップを出展しています。



各ジオパークで実際に起きた災害の痕跡や、それにまつわる地域の知恵・伝承を紹介するほか、火山・断層・地すべりなど多様な地形と人々の暮らしの関わりがまとめられています。



この展示では、地形を学ぶことが防災につながるという視点を楽しく、わかりやすく伝えています。

 

 

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