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フォトコンテスト入賞作品決定

2022年10月14日(金) お知らせ

 

 

 2022年6月から募集をしていた、第7回室戸ユネスコ世界ジオパークフォトコンテストの入賞作品が決定いたしました。審査員長は高知県在住の天然写真家である前田博史先生です。

 今回のフォトコンテストのテーマは、美しい地質遺産や地形の上に成り立つ、室戸ならではの暮らしや文化を感じられる写真作品でした。地質遺産や室戸の美しい自然景観の中に浮かび上がる「暮らし」や「文化」を、写真で表現した作品が多く集まりました。フォトコンテストで入賞した作品を含め、今回の写真展に応募してくださった写真作品は11月1日から12月10日まで室戸ユネスコ世界ジオパークセンターにて開催予定の写真展「ファインダー越しに見る室戸ユネスコ世界ジオパーク〜地域の自然と人の暮らし〜」にて展示されます。そちらにもぜひお越しください。

 

 

大賞「父の1日の始まり」

前田博史先生の講評:すごく迫力のある写真。波の感じが良い味を出している。これから漁に出かけるところで、漁に対する期待に満ちた表情が読み取れる。すごく生き生きしていて、写真全体に勢いがある。

 

 

入賞「室戸の花火」

前田博史先生の講評:室戸の空を彩る花火の作品。この写真を見ている人が、後ろ姿を見て表情を想像する。どんな風に楽しんでいるのか予想することで見ているこちらがわくわくする一枚。花火の開き方も丁度良い感じに開いており、良いタイミングでシャッターを押されているなと感じた。

 

 

入賞「海老とる親子」

前田博史先生の講評:親子のふれあいが感じられる温かい作品。お父さんが川に顔をつけて、一生懸命魚や海老などの生き物を探していて、非常に温かみを感じられる。岸辺の隙間も必死に探しているお父さん。それに対して、娘さんは飽きてしまい、「お父さんかまってよー」みたいなやりとりが想像できる。親子の触れ合いが描かれていて、室戸の自然と結びついた温かさが描かれる代表的な1枚と言える。

 

 

入賞「いつもの散歩道」

前田博史先生の講評:浜辺で一人たたずんでいる子どもさん。色合いがすごく良い。夕日の光と大きな石、それに小さな子どもさんのバランスが良い。リアルな写真であり、色の出し方が良い。子どもさんが一生懸命欲しい色を探している表情のジェスチャーも伝わり、非常に生き生きとしていて良い。

 

 

専門員特別賞「大地の恵み収穫祭」

※本賞は室戸ジオパーク推進協議会の専門員らによって選ばれた作品です。
選定理由:西山台地で撮られた1枚。季節が夏から秋に変わる瞬間を映し出していることが、空の色、映っている人物の服装、西山きんとき芋から表現されている。室戸ジオパークというと、どうしても海岸線で見られる景観の写真が多くなりがちだが、山での生活もとても豊かであることをこの写真を通して知ってもらいたい。

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