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室戸ジオパーク書道コンクール作品展を開催中

 

2025年12月~2026年2月末まで募集していた「室戸ジオパーク書道コンクール」の応募作品を室戸世界ジオパークセンター2Fで展示しています。
(5/10まで)

 

小学生・中学生・一般の各部門から集まった作品約300点を一堂に紹介し、受賞作品もご覧いただけます。

 

室戸ジオパーク書道コンクール詳細ページ

 

コンクール概要

 

本コンクールは、外部研究者(高知大学海洋コア国際研究所の中山健先生)による「室戸における硯文化」に関する研究をきっかけに始まりました。

室戸では、弘法大師・空海が硯制作を伝えたという言い伝えがあり、文献や詩歌にはその痕跡が残されています。

 

こうした背景をもとに、室戸の自然や歴史、文化への理解を深めることを目的として開催しました。

 

募集内容

 

・募集テーマ:「室戸の自然」

 

・募集部門:小学生の部/中学生の部/一般の部

 

・応募総数:296点
( 小学生の部 108点 / 中学生の部 78点 / 一般の部 110点 )

 

受賞作品紹介と講評 ※作品写真は後日アップロードする予定です

 

【大賞】【会長賞】【ジオパーク賞】を設け、各部門(小/中/一般)で3点、合計9点の受賞作品が選出されました。

各賞は、下記審査員による審査によってそれぞれ選ばれています。

 

大賞審査員 福原暁雲(書家)

 

会長賞審査員 植田壮一郎(室戸ジオパーク推進協議会会長/室戸市長)

 

ジオパーク賞審査員 室戸ジオパーク専門員(地質・地理・国際交流)

 

大賞
講評:福原暁雲

 

小学生の部「大海」五十嵐 亜紋

 

雄大に広がる筆致が印象的で、言葉では言い表せないほどの力強さを感じさせる作品です。
「見てください!」と訴えかけるような迫力があり、室戸の大海、そして太平洋の広がりを思い起こさせます。
テーマ性と表現力の両面において優れた一作です。

 

中学生の部「大地の鼓動」山崎 愛理

 

書の基盤となる基本がしっかりと身についており、点画の入りや折れなどに、その確かさが表れています。
一画一画に力強さと安定感があり、室戸岬の大地を思わせる骨格のある表現が印象的です。
基礎に裏打ちされた表現力が、作品全体に力強いリズムを生み出しています。

 

一般の部「空と海へまじり合う心」角井 智子

 

すっきりとした筆致の中に、何ともいえない味わいが感じられる作品です。
無駄のない表現が、空と海の広がりや静けさを美しく引き出しています。

「空海さんが教えてくれた!」――そう感じさせるような、
室戸の地で修行し、文化や歴史を築いた空海の存在を思い起こさせる一作です。
まさに大賞にふさわしい完成度の高い作品です。

 

■会長賞
講評:植田壮一郎

 

小学生の部「大空」髙岡 花凪

 

一画一画に力強さがあり、作品全体から堂々としたスケールの大きさが感じられます。
「大空」という言葉が持つ広がりやのびやかさが、室戸の雄大な自然と重なり、地域の魅力をよく表現しています。
文字に込められた思いが伝わる、魂のこもった作品です。

 

中学生の部「奇岩」武田 琉花

 

テーマを的確に捉えた、ジオパークを象徴する景観を印象的に表現した作品です。
選ばれた字体にも特徴があり、書としての表現力と工夫が感じられます。
室戸を代表する風景を想起させる力強い書きぶりが、見る人の印象に残る一作として高く評価しました。

 

一般の部「大地誕生」坂本 莉子

 

「大地誕生」という言葉が示す世界観を、力強く表現した作品です。
筆の運びには厚みと重みがあり、室戸ジオパークそのものを感じさせる迫力が伝わってきます。
書に込められた思いがしっかりと伝わり、見る人の心に響く一作。

 

■ジオパーク賞
講評:室戸ジオパーク専門員

 

小学生の部「共生」藤村 果澄

 

「共生」という言葉が示すように、大地の上で自然と人がともに生きる姿を力強く表現した作品です。
室戸ジオパークの理念を的確に捉え、その魅力を伝える一作として高く評価しました。

 

中学生の部「隆起」岩橋 りな

 

「隆起」という言葉は、室戸の成り立ちを象徴するものであり、テーマを的確に捉えた作品です。
特に筆の「はらい」に勢いがあり、地形が生まれる力強さや動きを感じさせます。
室戸ジオパークの特徴を印象的に表現した一作として高く評価しました。

 

一般の部「寿山福海」重國 千鶴(紫泉)

 

「寿山福海」という言葉に、室戸の山と海のイメージとめでたい意味が重ねられ、地域の魅力を象徴する作品となっています。
筆の運びが丁寧に表現されており、一筆一筆の流れから書き手の姿が思い浮かぶようなまとまりのある一作です。
室戸の自然と人の想いが調和した作品。

 

【同時展示】空海と硯-室戸に残る記憶-

 

本展示では、室戸の石を用いて制作された「空海硯」もあわせて紹介しています。

 

この硯は、製硯師・青栁貴史氏により、行当岬で採取した石をもとに制作されたものです。

 

室戸に伝わる硯文化の可能性を、ぜひご覧ください。

 

空海硯に関する取り組みはこちらを参照

 

 


 

多くの力作が並ぶ本作品展を通して、室戸の魅力を改めて感じていただければ幸いです。

ぜひ会場でご覧ください。

 

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