かんばを蒸すころには、南国室戸にも、冬の足音が聞こえてきます。

昭和2 4 年創業の山本製パン所。
ぷ~んと甘い焼きたてパンの香りが外の道まで漂ってくる。
山本尚治と武男親子が、2 代目と3 代目。
毎朝4時起きで、地域の学校などに卸すパンを焼く。
小学校の売店で売られるパンの一番人気は?「そりゃ全部やろ」と胸を張る3代目。
20代の頃に室戸を離れたが、新たに父の跡を継いだ。
2 代目はもともとマグロ漁師だったが、3 5 歳の時、陸に上がる。
父から教わりながらパン職人に転身。80歳の今も現役だ。
「仕事が終わったら風呂に入って寝る。やりがいがあるし、健康のためにもえいし」。
使い込まれたオーブンのそばがお似合いだ。
室戸びとのソウルフードとも言える「かんば餅」も、こちらの名物。
毎年1 2 月になると、パンに加えて「かんば餅」作りに大忙しだ。
イモの皮をむき短冊切りにして天日干し。
もち米と一緒にせいろで蒸して、餅つき機で仕上げる。完全無添加。
手作業で詰めるパッケージは、3代目の描いたイラストがトレードマークだ。
できたてはそのままで。焼いて食べれば香ばしい。
2月ころまでの限定生産。毎年、ファンからの注文に家族総出で応えている。
製パン所の頼れる助っ人は、3 代目の母と叔母、ふたりの女性陣。
サンドイッチや調理パン作り、そして配達にと大活躍だ。
写真を撮り終わると、さりげなく息子が父に手を添えて。
技術も情も、やさしく受け継がれていく。


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