変えるべきところは変え、
残すべきところはそのままで。

ホテルの前の潮だまりは、誰もが一度は水遊びしたことのある遠浅の海だ。
まさに岬の突端にあるホテルの客室から見るだるま朝日を、
友だちに見せたいと願った。
旅行が好きで夫婦で日本中あちこち行ったが、
太平洋側で室戸より良いロケーションはない、うまい魚や野菜もないと確信している。
「泊まるところがないから素通りされる。廃業するなら自分がやろうと」
この夏から、岬観光ホテルを経営することになった。
千頭善孝・利智夫妻は、とにかく室戸に惚れている。
創業53年のタイヤショップの2代目。妻は、現役のジオガイドでもある。
「8か所ある中でも、日本一ジオをうたえる場所だと思う。
地形を見て、石に触って匂いをかぐ。室戸は五感で体験出来る場所」。
本館は、もとは個人の別荘として建てられた洋館。
レトロな宿と、その風情を愛するファンも多い。昭和8年の建築だから傷みもある。
それでも変わらないのは、目の前の絶景だ。
古い写真では、海からもはっきり建物が見えている。
そこでまずは、伸び放題で遊歩道をおおう草木を整備したいと考えている。
「当初は1階からも海が見えたんです。ところが台風が来なくなって森のようになった。
外来種も増えて、このままではシオギクが全滅してしまう」と危惧している。
もっと多くの人に室戸の魅力を伝えたいから。
「保護と放置は違う」。そのひとことに、覚悟が見える。


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