お客さんみんなで、おっきな家族のよう。
笑顔が笑顔を呼ぶ宿です。

徳島から来たお遍路さんが、「高知に入ると、人がラテン系になる」と。
室戸びとはウラオモテが(ほとんど)なく、明るく人を受け入れるからだそう。
3代目の和也夫妻と祖母と母。
笑顔が絶えない「常夏(とこなつ)家族」の宿には、
お遍路さんにお仕事さん、家族旅行に一人旅、サーファーや外国人とさまざまなお客さんがやってくる。
顔なじみ客が食堂に集まって、酒盛りが始まるのも常のこと。
野菜も魚もお茶さえも、「ビール以外は地のもの」にこだわる。
海洋学部出身でサーファーでもある3代目は、このあたりの海山川の名ガイド。
地元の人も知らないようなスポットに案内し、正しい遊び方を教えてくれる。
「食も遊びも、安心安全がいちばん」と、自然のルールや昔からの知恵をていねいに伝えていく。
BGMは、波の音。頭の上には、天の川。
秋から冬にかけては、昇りゆく太陽が水面に輝く「だるま朝日」が、ほぼ標準装備だ。
4月に都会から嫁いだ千里の名言、「室戸びとには都会人にはない、生きる力があると思う」


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