はま愛あふれる森の案内人が、山の魅力を伝えていく。

「室戸の良いとこは海だけじゃない」と、その昔、同じ保育所を卒業した3人が、樹齢1000年超“段ノ谷山の天然杉”のツアーガイドを務める。
「佐喜浜躍動天然杉郷土の森を守る会」通称・段杉会では、「四国の右下の田舎町からちょっと入った山にある屋久杉にも負けない木」や珍しい動植物を多くの人に紹介する役割を担う。
事務局の田村拓を筆頭に、メンバーの中心は佐喜浜出身。地元愛に燃え、昔から団結力の強い室戸びとだ。
室戸の大地の成り立ちから丁寧に語り伝え、誘客活動と自然保護のバランスを取りながら、自慢のサイトを案内する。
豊かな魚量を誇る佐喜浜港から約18kmの郷土の森に、曲がりくねった形が今にも動き出しそうと言われる天然杉が30本以上成育している。
「室戸に来たら滞在を1日だけ延ばして、この躍動感ある杉を見て欲しい」。
ふだんは、神祭はじめみんなで集まることが好き。佐喜浜は派手好きやきなーと言われる気質を活かして、明るく元気に活動の幅を広げていく。
「百聞は一見にしかず。ガイドブックにない魅力を、熱く伝えます」

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