よその子もうちの子も、室戸の子。
もうひとつの教室で遊びながら学ぶ。

佐喜浜(さきはま)、元(もと)、吉良川(きらがわ)、羽根(はね)、中川内(なかがわうち)。室戸には5つの「放課後子ども教室」がある。
対象は小学生。それぞれ、保護者などがコーディネーターとしてまとめ役をつとめ、子どもたちと一緒に活動を企画し、地域活動の一環として楽しみながらいろいろなことを学ぶ。
佐喜浜ではジオ市で使うピザ窯づくりを体験したり、吉良川ではまちなみガイドと町めぐりをしたり、元では漁師さんを講師に木工教室をしたり…。
地域ごとに住民の協力を得ながら、放課後や週末に、生きた課外授業を実践している。
参加する子どもたちに、「毎日来んでも、川とかで遊んだらどや?」と言っても、「こっちのほうが面白いわ」と集まって来る。
誰も教えなくても年上の子は小さい子たちの世話をする。
散らばっていても、コーディネーターさんの“鶴の一声”でさっと集まる。
「よその子もうちの子も、一緒よ」。
室戸には、他では見られない自然や、昔からの行事がたくさんある。
元気なお年寄りの力も借りて、これからも、「ここでしか体験できないこと」を、地域のみんなでプロデュースしていく。

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