インドネシアからの視察を受け入れました

ニュース 2017年07月04日(火)

こんにちは!国際交流専門員の仙頭です。

 

7月3日(月)に室戸ユネスコ世界ジオパークへインドネシアの官僚や大学講師ら4名が視察に訪れていたのでご報告します。

 

インドネシアには現在2か所の世界ジオパーク、4カ所の国内ジオパークがあります。みなさん、各地域の自然環境や文化を保護・活用していくために、国内にジオパークを増やしていきたいと考えているそうですが、まだインドネシア全体での仕組みづくりやルール、ネットワークもできていない状況なので、日本のジオパークの運営方法や取り組みを学びたいということが今回の訪問の主な理由だそうです。

 

日本の視察のスケジュールは、まず、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークを訪れ、その後、室戸を訪問し、東京の日本ジオパークネットワーク事務局を訪ねて帰国するというものでした。

 

ご一行は、2日夕方に高知入りし、ニューサンパレスむろとで宿泊いただきました。そして、3日に室戸世界ジオパークセンターで、室戸世界ジオパークの活動報告と意見交換をした後、いくつかのジオサイトをご案内しました。

 

まずは、センター見学。

中村地理専門員の説明にも力が入っています。

 

和田事務局長による室戸世界ジオパークの活動報告。英語でがんばっていただきました。

「年間約40万人だった室戸を訪れる観光客が、世界ジオパークになった2011年から今まで約70万人に増加している」という説明や、「ジオパークのロゴを、ランドセルや消防車、室戸の商品ラベルに使うなど、ジオパークが地域に馴染みのあるものとなっている」というような話の時には、大きな反応をされていました。

 

その後は、室戸市観光ガイドの会の堺さんに活動報告をしてもらいました。

ガイド英語教室にも昨年から通い始め、外国のお客様をおもてなしする力をつけようと頑張ってらっしゃる堺さん。堂々と発表されていて頼もしかったです。

 

発表の後の意見交換。

室戸ジオパークの予算や組織の仕組み、ガイドの仲間を募集するときの工夫などについての質問を受け、意見交換しました。

 

室戸市観光ガイドの会の堺さんと千頭さん、インドネシアの女性陣との記念撮影も。

千頭さん(左)もガイド英会話教室に通っています。岬観光ホテルを切り盛りしながら、ガイドの案内もされている元気な方です。英語を勉強しているガイドのみなさんは、世界ジオパークの国際会議への参加も目指されています。一緒に室戸を世界に紹介できるよう頑張りましょう!!

 

その後は、サイトを訪問。

 

●室戸岬サイト

 

●室津サイト内の料亭花月でランチ。

 


深海魚のキンメダイを使った室戸名物・キンメ丼を味わっていただきました。

 

 

●吉良川サイト

 

 

吉良川まちなみ館で休憩

ちょうど七夕飾りを飾っていたので、みなさん各々の願いを書いて笹に短冊をつるしていかれました。

 

 

徳屋さんの食パンがちょうど焼きたての時間に前を通り、おいしそうなにおいにつられてみなさん食パンをお買い上げ。

 

 

ローカルなショッピングも楽しんでいただきました。

 

3日中に岡山に到着されたいということで、3か所のサイト訪問で視察が終了となりました。

 

今後もつながりをもちながら室戸世界ジオパークとインドネシアのジオパークの情報交換や交流が活発にできるようサポートし合いましょう、というお話もさせていただきました。

 

みなさまには、よい発見をインドネシアに持って帰ってもらえていたら幸いです。


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