池山池:神秘的な景色が広がる幻の池
2023年11月21日(火)
高知県室戸市元に池山という山があります。
その頂上にある池が池山池です。
今回は、池山池の情報や伝説を紹介していきます。
「幻の池」と呼ばれる理由をぜひ確かめてください。
池山池とは?
池山池は池山の山頂付近にあります。
室戸ジオパークサイトの1つで、「エコサイト」に指定されています。
かつては、干ばつなどが続けば地元の人たちは山を登り、踊りや歌を奉納したそうです。
現在では、秋の神祭が行われる時期に池山神社本殿への挨拶と掃除をするために登る程度になっています。
幻の池と呼ばれる理由
池山池は「幻の池」とテレビでも紹介されたことがあります。
その理由は池に水が溜まっていることがほとんど無いためです。
池山池は、後述する池山神社を囲むように水が溜まり池となっており、そのため、雨が降っていない時期は湿地帯のような場所が広がります。
地元の人でも「水が溜まっている所を見たことがない」と言う人がいるほどで、正に「幻の池」と呼ぶにふさわしいでしょう。
※ただし、現在(2023年9月時点)は地元の人いわく「ここ数年は基本的に水は溜まっている」とのこと
池山神社
池山池には水に浸からない小島のような部分があり、そこに池山神社があります。
鳥居と狛犬も構えられ、視界に突如あらわれるその光景はとても神秘的です。
また、池山神社は四国霊場八十八ヶ所「金剛頂寺」の奥の院としても知られています。
池山池に伝わる伝説
池山池には以下のような伝説が残されています。
長宗我部の時代の頃、数名の侍が池山に鴨撃ちにやってきたそうです。
その内1名が鴨を撃ったものの、池に落ちてしまいました。
侍は短刀をくわえ池の中へと入りますが、口元が緩み短刀も池に落としてしまいます。
すると、短刀が落ちた場所で何かがうごめいたそうです。
そこには池山池の主である大蛇がおり、驚いた大蛇は水柱を上げながら池を飛び出していきました。
主のいなくなった池山池は水が枯れ、大蛇も香川の満濃池にまで飛んで行ったと伝えられています。
短刀が落ちた場所は、今でも水草が生えないともいわれています。
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