コラム

日本地質学会 in 水戸

2011年09月11日(日)


アズです。ただ今、茨城県水戸市にいます。
9月9日〜12日まで、茨城大学水戸キャンパスで、地質学会が開催されてます。
地質学会は、その名の通り、岩石や化石、地層、海洋・・・と言った地質に関する研究について各部門の研究者たちが最新の研究内容に着いて発表・議論する会です。
そこで、私も「変動帯におけるジオパーク-室戸ジオパークの例」というタイトルで、10日に口頭発表させていただきました。

茨城大学は水戸駅から車で30分くらい離れているところにあります。
でも私は徒歩で行ける距離だろう、と徒歩でがんばって水戸キャンパスまで向かいましたが、断念。徒歩では行けない距離でした。しかも、水戸は暑い!!

水戸キャンパスに着き、口頭発表の場所へ向かい、中を見ると・・・なんと、200名ほど(いや、それ以上?)入るような講堂ではありませんか!!
ただでさえ緊張しているのに、さらに追い込まれました。
また、「公開セッション」とのことで一般市民の方も参加するようなセッションでした。

私が口頭発表したセッションの名前は「自然のめぐみとジオパーク」。
日本列島は、変動帯(プレートが集まってくる場所で、地震や火山などの災害が多い場所)であり、その中で自然と人々がどう向き合っているか、そしてその中でジオパークがどうあるべきなのか、ということを題にして発表するセッションです。
今回は、室戸におこる災害にはどのようなものがあって、その脅威と戦ってきた室戸の人々、そして、今後起こる南海地震などの災害に立ち向かっていくために、室戸ジオパークがどのような取り組みを行う予定なのか・・・といったようなことを発表しました。

口頭発表は無事(?)終わり、他の講演者の方々の発表も聴講させていただきました。
このセッションタイトルは様々なことを考えさせられるセッションだったと思います。
「災害と向き合っていく」ことは、口で言うのは簡単ですが、とても難しい問題です。3月11日の東北沖地震のことなども、各セッションで発表され、「災害と向き合っていく」ことの言葉の深さ、難しさを痛感しました。

また、ポスターセッション(口頭ではなく、ポスターを用意して、ポスターの内容を発表する場)では、今年、日本ジオパークに認証された地域や山陰海岸ジオパークなどが発表されてました。

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