2011年10月26日（水）

どうも。柴田です。忙しく過ぎ去る日々、いつの間にか肌寒い日が多くなり、もう半袖ポロシャツでは歩きまわりづらいなーって感じです。

さて、一昨日は写真撮影をしてきました。といっても目的は奇麗なジオサイトの写真を撮りに行ったわけではありません。研究目的で岩石の採取をされる方のお手伝いです。

室戸ジオパーク内はほとんどの海岸域が国定公園に指定されています。なので、岩石を採取するためには申請をして許可をもらう必要があります。しかし、その手順と許可基準が曖昧で分かりにくい。県外の研究者にとってはもはや申請の手続きが現実的でありません。

手続きは、最低でも２週間前までに採取したい場所の市町村に申請書と添付資料を提出するところから始まります（天然記念物など文化財の場合はさらに１ヶ月以上前に申請したほうが良いです）。ほとんどの場合、添付書類も必要でして、、、

①申請書
②詳細な地図（1/25000地形図でもOK）
③採取目的（研究目的、共同研究者、かかる研究プロジェクトや研究費）
④採取する周辺の写真（位置が分る程度のもの）

を提出することになります。

つまり、一人で行うには事前に一度は国定公園に行って、写真を撮影した上で申請することになってしまいます。法的にはたしかにそうなのですが、現実的でありません。

そこで、室戸ジオパークではその申請のお手伝いをしています。研究者の方は実際に採取を行いたい日程の３週間前（室戸岬周辺のスカイライン入り口〜高岡周辺の場合は１ヶ月半前）までにご相談ください。場合によっては写真の撮影を代行します。