コラム

柚子の谷でジオネタ探し

2013年11月24日(日) ジオな人ジオ旅

狭い道を進んでいくと、室戸の秋が広がっていました。海岸付近は潮風がきつくて、紅葉する木が少ないのですが、谷に入れば秋らしい景色を見る事ができます。ここは、室戸市羽根町の羽根川の奥、黒見(くろみ)です。黒耳(くろみ)と同じ読み方ですが、漢字が違います。今回は、蜂谷くんと釼物さんとジオツアーのネタ探しに行ってきました。

紅葉した木々と清流、羽根川です。
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さ、ここでジオネタを探してみましょう。

ところどころ、崖崩れしているカ所があります。面構造の発達した堆積岩で、ガラガラとよく崩れています。

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帰り道、どこからか柚の香りがするので、車をとめて歩いてみると、、、、山本さんが柚子を絞ってらっしゃいました。家で使うぶんだけなので、無農薬で作っているそうです。室戸で柚を作っている地域があることは知りませんでした。羽根川沿いには、柚子の生産者がたくさんいらっしゃいます。下の写真は、手絞り用の器械。

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写真から香りが伝わらないのは残念です。

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蜂谷君が興味津々で柚について聞いていると、、、おおおお分けていただきました。ありがとうございます!

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柚子畑をよく見ると、、、、面構造が発達した泥岩です。水はけが良くで柚栽培に向いているそうです。もしかしたら、崖崩れが起りやすいことと、柚を育てやすいことは、この石が関係しているのかもしれません。

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こうやって、室戸市内をぶらぶらするだけで、どんどんジオネタが見つかる。ほんと、室戸ってすごいです。


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